TOPICS

#ALL

アイナ・ジ・エンド/ 第47回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者インタビュー

―――今日の撮影は、いかがでしたか?

普段経験できない少しピリッとした緊張感のある雰囲気で、歴史ある時間を紡いできたんだろうな、と思いました。衣装も、デザインがとても独特で、撮影中も自分の動きによってスカートが想像しないような動きをしてくれてすごく楽しかったです。

―――日本アカデミー賞のイメージは?

正直なところ、自分には画面の向こう側の世界だと思っていて、生きている世界が違う方々のお祝い事、その中には自分が応援している俳優さんがいて、「うわぁ!めっちゃおめでとう!」って思ったこともあったり。画面の中の世界っていう感覚が強いです。

―――どんな時、新人俳優賞受賞の報告を聞きましたか?

お家でテレビを見ている時に、マネージャーから連絡があって知りました。
撮影が始まった時は、こんな未来が待っているとは全く思っていなかったので少し慌てました。映画に出演すること自体が宝物の記憶で、大切な時間だったので賞までいただけて、「夢なのかなぁ」とか思ったりしました。

―――誰かに報告しましたか? その反応は?

岩井俊二監督にまず報告しました。その後、岩井監督や広瀬すずちゃんたちとお食事に行かせてもらって「おめでとう」とお祝いしてもらいました。

―――今⽇の撮影ビジュアルはMIYASHITA PARKに展⽰されますが、MIYASHITA PARKに⾏ったことはありますか?

行ってます!

―――イメージを教えてください。

時代と共に移り変わっていく場所、というイメージですね。宮下公園だった頃、よくダンスの練習をしに行っていました。ストリートダンサーがたくさんいて、知らない人に頼んで動画を撮ってもらったり、スピーカーの貸し借りをしたり。思い出の場所ですね。
MIYASHITA PARKになってからはお洋服を買いに行ったり、催しものをやっていたり、次はどんなことが起きるんだろうってワクワクする、希望の詰まった場所だなと思います。

―――MIYASHITA PARKの中でよく行くお店はどこですか? または、どんなお店が入ってほしいですか?

ガラス張りで、外から見られるダンススタジオがあるんですけど、イケイケのスーパーキッズたちが汗だくで練習してるのをコソッと見たりしてます(笑)
私も4歳からダンスやっているので「私のお母さんもこうやって見てたのかな」と思いました。
入ってほしいお店は、歯の矯正をしたいので、歯医者(笑)

―――映画の魅力は何だと思いますか?  あなたにとって「映画」とは?

私も含めて、表に出るキャストたちの裏側で何百倍の人々が動いていて、この人たちのおかげで映画は撮れて、私は<いち視聴者>として映画を観れるんだ。出てる人たちだけがすごいんじゃないんだ、と思いました。その時に私も、お芝居をする、歌を歌うことに精一杯でいいんだ。この方々がこうやって守ってくれてるから自分は自分で精一杯でいいんだって初めて思えた瞬間でした。

―――10年後、20年後の自分像はありますか?

自分のことというより、未来の子どもたちを育てていきたい、という気持ちが強いです。例えば、妹もダンスをやっているので妹とダンス教室を開いて、自分が教えてきてもらったことを次の世代に、愛を持って教えたいな、と思います。

人気記事