中島瑠菜/第49回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者インタビュー
―――今日の撮影は、いかがでしたか?
最初の方はずっと緊張していたんですが、衣装を着させていただいたりジュエリーを選ばせていただいて、すごく自分も強くなれた気持ちになって撮影にも楽しく挑めました。
―――日本アカデミー賞のイメージは?
映画に携わる方々の想いの詰まったものだな、と思っていましたし私にとっては憧れの場でもありました。
―――そこに立つことになりますが、どんな心境ですか?
信じられないくらい緊張するんだろうな、と思いますし、まだ「本当かな?」と自分でも疑ってしまう気持ちもあります。
でも、当日までにはいただいた賞を受け止めて、自信を持ってその場に立ちたいと思います。
―――どんな時、新人俳優賞受賞の報告を聞きましたか?
家にいて、ゆるっと寛いでいる時に電話がかかってきて「受賞したよ!」とマネージャーさんから聞きました。
すごくびっくりしました。
母がその場にいたので、「お母さん!とった!」とすぐ伝えました(笑)
―――今日の撮影ビジュアルは、MIYASHITAPARKに展示されますが、 MIYASHITA PARKに行ったことはありますか?お気に入りの場所はありますか?
高校時代によく通っていた場所だったので、過去の新人俳優賞受賞者の方たちのビジュアルも見たことがあって、見入ったことを覚えています。
私もこの場に掲出していただけると思うとワクワクした気持ちになります。
フードホールによく行っていました!
MIYASHITA PARKは色々なジャンルのお店が集まっているのでお気に入りのお店で好きなご飯を買って、みんなでおしゃべりしたりしていました。
高校時代の思い出の場所です。
―――映画の魅力は何だと思いますか?あなたにとって「映画」とは?
登場人物が喋っている言葉だったり、一緒に観た人との時間が積み重なって人の心にずっと長く残り続けるものだな、と思っています。そうした時間を共有できることが映画の魅力だと思います。
私にとっての映画は、知らなかった自分に出会わせてくれる場所です。
自分が演じる役を深く掘り下げますし、自分ではない人をすごく身近に感じて一緒に生きていくということがとても幸せです。
時には苦しくもありますが、本当に貴重な時間をくれる場所だなと思います。
―――受賞対象作品「TOKYOタクシー」はあなたにとってどんな作品ですか?
「TOKYOタクシー」では自分の声だったり息の仕方だったり、役を演じる以前の基礎的なことの大切さを改めて学ばせてくれた作品です。
共演した倍賞(千恵子)さんの言葉や声がすごく素敵で、私もこんなふうに表現できるようになりたいな、という目標をくれた場所でもあります。
―――受賞対象作品「TOKYOタクシー」の撮影中に新しい自分を発見する様な瞬間はありましたか?
役は実年齢より3歳ほど下の設定だったため、普段出さない声を使うことになり、「自分はこんな声も出せるんだ」と気づかされた場でした。
声の表現については山田洋次監督からもずっとご指導があり、監督の過去作品で娘役を演じている方々の演技を研究し、声の出し方や佇まいを学びました。
また監督からは「お父さんに愛される娘」という意識も持つようにとアドバイスをいただき、その視点で役に向き合うことで、役の内側にある繊細な感情をより深く理解できたと思います。

