見上 愛/第49回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者インタビュー
―――今日の撮影は、いかがでしたか?
いっぱい動きながら、クールな表情から割と弾けた表情まで撮影をしたので、どの写真が使われるのかな、と楽しみにしています。
―――日本アカデミー賞のイメージは?
すごく華やかなイメージです。
その一年、日本の映画界に貢献した皆さまがご出席されていて、その一人一人が、素晴らしい作品を届けて下さったんだなということを改めて実感できるような場所だと、思っていました。
見ている側としてもご褒美の様な感覚でした。
―――そこに立つことになりますが、どんな心境ですか?
緊張しています!
―――どんな時、新人俳優賞受賞の報告を聞きましたか?
マネージャーさんから電話で聞きました。
自分の話をされていると思っていなくて、マネージャーさんが他に担当している俳優さんの話をしている流れだったので、
その方が受賞したのかと思って「おめでとうございます!」と話したら、「いや、見上もです」と言われて(笑)
「見上も新人(俳優)賞入っています」と言われて、すごくびっくりしたことを覚えています。
「国宝」で新人俳優賞受賞と伺いました。出演しているシーン数としてはあまり多くなかったのですが、
そういう中でも、何か少し自分が作品に貢献できていたんだ、ということを認めていただいたような気持ちですごく嬉しかったです。
―――今日の撮影ビジュアルは、MIYASHITAPARKに展示されますが、 MIYASHITA PARKに行ったことはありますか?お気に入りの場所はありますか?
はい、あります!
レストラン街に行ったりしました。
すごく人通りも多いところですし、そこでお買い物されている方もたくさんいる場所なので、そういうところに展示していただけることはとても嬉しいです。
―――映画の魅力は何だと思いますか?あなたにとって「映画」とは?
今回受賞した作品は特にだと思いますが、日常の中にある時間と切り離した映画館で観ることに意味がある作品だと思っています。
そういう時間を過ごすことが必要ないと言われれば、衣食住ではないので必要ないのかもしれないのですが、
でもすごく様々な人の人生を豊かにしてくれると信じているので、映画は人生の豊かさにつながるものかな、と思います。
―――今回の受賞対象作品「国宝」はあなたにとってどんな作品になりましたか?
この数年間お仕事をする中で、現場のあり方を良くしたいな、ということをずっと考えて作品に関わっていました。
その中で現場が明るく楽しい雰囲気であることが「良い現場」になり得る、と思っていました。
でも今回の「国宝」は、また違う「良い現場」の在り方を知り、こういう現場であるべきだな、と思える環境だったなと思っています。
他の人への思いやりがないとかそういうことではなく、みんなが自分のやるべきことにしっかり集中している状態の現場でした。
視野が広い方が良いと思っていたけれど、敢えて視野を狭くして自分のやるべきことにそれぞれが集中する現場というのもまた一つの「良い現場」であるなと思いました。
そういう「良い現場」から生まれた作品はちゃんと観客に届くんだな、ということを再認識できた作品だったと思います。
―――今回の受賞対象作品「国宝」の撮影中に新しい自分を発見する様な瞬間はありましたか?
「国宝」では、三味線や日本舞踊のお稽古をしたり、子役の子と事前に一日過ごしたりと、撮影に入るまでの期間も贅沢に過ごさせていただきました。
芸事を身に付けることで役のヒントを得て、演じていくということだったり、
実際に見上愛自身、子役の子自身として出来上がった信頼感がそのまま役を通しても映像に現れる、ということだったりを学びました。
何か新しい、今までとは違う役へのアプローチの仕方を知り得たなと思います。

