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吉川愛 / 第45回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者インタビュー

―――日本アカデミー賞のイメージは?

ずっと私が欲しかった賞だったので。その新人俳優賞を取れたことが本当に心の底から嬉しいです。

―――どんな時、新人俳優賞受賞の報告を聞きましたか?

家で寝ていて、起きたら事務所の方から電話が入っていたので、慌ててかけ直したら「取りました!」って。最初は本当に寝起きだったので実感が湧かなくて、とりあえず「ありがとうございます」とだけは言ったんですけど10分後くらい経ってから実感して、「夢じゃなかったんだ!」と一人で家で大騒ぎしていました。

―――誰かに報告しましたか?その反応は?

ペットを飼っていて、なんでも犬に話してるので犬に言いました(笑)。

―――犬の反応は?

ご飯欲しいって感じでしたね。全く日本アカデミー賞のことは分かっていなかったかもしれないです(笑)。

―――映画の魅力って何だと思いますか?あなたにとって「映画」とは?

映画は、自分が見に行こうって決めないと見れないもので、お金を払って足を運んでくださっているので、お客さんをどう喜ばすとか、感情移入させようとか、少しでもその間日常を忘れて観て欲しいなと思っています。だから見てよかったって思ってもらえるような作品にしなきゃダメだと思うし、私の演技もそうしなきゃダメだなと思っています。映画というものに対しては特別感を持ってます。

―――映画の現場は好きですか?

大好きです。一致団結しやすいし、チーム感が出るのがすごく好きです。

―――吉川さんにとって「ハニーレモンソーダ」はどういう映画ですか?

今までいくつか恋愛映画をやらせていただいたんですけど、もともと知ってる作品だったし、もしやれたらいいなとも思っていたんですね。私の演じた役は普段と真逆な役だったんです。結構おとなしめな、おっとりした女の子の役だったので、あまり自分を出さないように、でもわざとらしすぎちゃいけないとか、結構考えながら撮っていただいた作品なのでそれで受賞できたとなると正解だったのかな、これでよかったのかなって、満足というか、認めてもらえたのかなって思います。「ハニーレモンソーダ」で受賞できたのが本当に嬉しいです。

―――演じた役は、吉川さんと全然違うんですか?

真逆ですね。ずっと笑ってたり、話してたりするタイプなので。
真逆な自分を見ていただいてそれで受賞できて、最高ですね。

―――この2年はどんな2年でしたか?コロナとか

やりたいことが全くできずに、自分自身も何がやりたいのかわからなくなってしまったりし、人生の中で自分のことを考えた2年だったと思います。

―――そんな中で自分が見えてきましたか?

ある程度見えてきました。でもわからないことはいっぱいあっていまだに考えたり、悩んだりすることがたくさんあります。

―――演技中に自分の殻を破るような心震える瞬間はありましたか?

私が憧れる、大好きな女優さんがいて。その方の前で演技をした時にこういうふうに演技したいなとかはあったんですけど、自分でも思わぬ演技になってしまった時があって、でも自分の中ではすごくスッキリして、やり切った!みたいな感じになった時がありました。多分その時が一番殻が破けたというか、自分の斜め上を行く行動をしたのかなって思います。

―――ステップアップできたと

思います。やっぱり憧れの大好きな女優さんの前で失敗したくないし、すごいって思ってもらいたいっていう意志が強くて、本当にその想いが強すぎてそうなったんだと思います。

―――LOOK!FUTUREにちなんで10年後の自分像20年後の自分像

憧れられる存在になりたいです。吉川愛ちゃんみたいになりたいとか、こういうところが好きだからこういう部分を真似したいとかそんなふうに思ってくれる方がたくさんいたらいいなって。そのためにも自分のことをもっと知ってもらったり、いろんな役をやって認めてもらえたりしないといけないなと思っているので今から頑張ろうって思ってます。

―――もし若者の集まるこの場所にお店を出して良いとすれば、どんなお店を出したいですか?

パン屋さんを出したいです。パン屋さんが大好きなので、焼きたてのパンの香りを充満させたいですね。実際はまだ一度も作ったことがないですけど(笑)。

―――渋谷の印象/イメージについて

渋谷は私の中では気軽に行けて、いいなと思える場所です。仕事の為に早起きして、朝5時とかに渋谷に行くと結構空気が澄んでる感じがあって。その瞬間が渋谷の中で一番輝いてる気がします。

●受賞者の撮影時のオフショットやコメントは、日本アカデミー賞公式Twitterおよび特設サイトにてご覧いただけます。

第45回 日本アカデミー賞の授賞式は、2022年3月11日(金)にグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて開催され、各部門の最優秀賞が発表されます。女性司会者は「MOTHER マザー」で 第44回最優秀主演女優賞を受賞した長澤まさみさん、男性司会者は羽鳥慎一さんが務めます。

■ テレビ放送
3月11日(金) 21:00~22:54 
「第45回 日本アカデミー賞授賞式」/日本テレビ系(全国29局ネット)

■ TVer
3月11日(金) 14:00頃~
授賞式直前生配信(インタビュー/レッドカーペット)  
3月11日(金) 21:00~
授賞式番組(同時・見逃し1週間)

▶事前番組
3月6日(日) 14:45~15:45
「第45回日本アカデミー賞授賞式 直前SP」/日本テレビ

■ ラジオ放送
3月11日(金) 27:00~29:00(深夜3時~5時) 
「オールナイトニッポン 0(ZERO)~第45回日本アカデミー賞 スペシャル~」 ニッポン放送(全国ネット)

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